今夏、エースFWティモ・ベルナーのバイエルン・ミュンヘン行きを食い止め、ライプチヒとの契約延長を同選手に決断させたユリアン・ナーゲルスマン監督が、移籍に関する自身の方針を明かした。

ドイツ誌「スポーツビルト」のインタビューに応じたナーゲルスマン監督は、「選手から相談を受ければ、その選手の人生設計にとってベストとなるように助言したり、現実的な視点でアドバイスを送る。これまでにも多くの選手に対して、今の所属クラブとの結婚指輪を外し、違うチームで新しい指輪を作ることを勧めてきた」とコメント。「ベルナーだって同じさ。もし彼が、ライプチヒで過ごすよりも格段に成長スピードを速められる場所があるのなら、私は彼に移籍を勧めるだろうね」と続けた。

今のところ、2023年までの契約延長はチームだけでなく同選手にとっても非常にポジティブな様子で、ナーゲルスマン監督によれば、「ベルナー本人から数回、『ライプチヒに残るという決断は正しかった』と直接言われた」という。指揮官も「コンビネーションプレーが大幅に向上している。加えて、これまでは左サイドに偏りカウンターの機会を狙っていたが、今の彼はスペースの中で動きまわり、そしてその動きは予測するのが難しいレベルだ」と、愛弟子の成長を感じている。

またホッフェンハイムを指揮していた時には「ニクラス・ズーレに、次のステップとしてBミュンヘンに行くことをおススメした」とのことで、「選手にとって友人、選手にとって信頼の置ける人間であることが、私の仕事だと考えている」と話した。