U-19シャルケで長年監督を務めているノーベルト・エルガート氏が、同チームを巣立っていったかつての教え子たちについて語った。

独メディア「Sport1」のインタビューに応じたエルガート氏は、シャルケユースの出身で、マンチェスター・シティーからバイエルン・ミュンヘンへの移籍がうわさされるドイツ代表レロイ・サネについて聞かれると、「どの道を選ぼうと、レロイにとって間違った選択とはならないだろう。ペップ・グアルディオラのもと、シティーでも素晴らしい扱いを受けているし、もし夏に本当にバイエルンへ行くのだとしても、彼にとってそれは間違いではないだろう。バイエルンにはハンジ・フリックという監督がいる。人間的にも、サッカーの専門家としても、非常に素晴らしい人物で、若手を積極的に起用する。レロイには良い選択肢しかない」と答えた。

またエルガート氏は、2011年1月にシャルケ史上最年少の17歳117日でブンデスリーガ1部デビューを果たしたユリアン・ドラクスラー(現パリサンジェルマン)にも言及した。「実は(当時トップチームの監督だった)フェリックス・マガトがU-19からユリアンを引き抜いた時、大きな疑念があった。彼の才能や姿勢に疑いの余地はなかったが、例えばマガトのサーキット・トレーニングに耐えられるだけの体ができているか、不安だった」ことを明かし、「でもユリアンから直接言われたんだ。『監督、問題ないですよ。あなたが率いるU-19チームのサーキット・トレーニングも、同じように十分厳しかったですから』とね」とコメント。同選手とのやり取りを懐かしんだ。