広島は11日、U-22(22歳以下)日本代表のMF野津田岳人(21)が、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で全治8週間の診断を受けたと発表した。前日10日のクラブW杯開幕オークランド戦で負傷。この日、横浜から広島に戻り、精密検査を受けていた。

 これにより、野津田は来年1月に控える16年リオ五輪アジア最終予選の出場も絶望になった。クラブW杯参戦中の広島はもちろん、手倉森ジャパンにとっても、大きな痛手になった。

 クラブ側によると、野津田は11日中に大阪入りし、今後は遠征中のチームに帯同しながら治療とリハビリを続けていく予定だという。

 また広島は、MF柴崎晃誠もオークランド戦で負傷し、左膝後十字靱帯(じんたい)不全損傷で全治3週間と発表した。