ユベントスの16歳FWモイーズ・キーンが後半39分から途中出場し、欧州CLデビューを果たした。

 2000年以降に生まれた選手がプレーするのは大会史上初めてで、16歳267日での出場は欧州CLでは6番目の若さ。U-17イタリア代表にも名を連ねるキーンは19日のセリエAペスカーラ戦でも試合終盤に出場し、国内リーグでもデビューしたばかりだった。

 なお試合は、1点リードされたユベントスが前半終了間際、MFマルキジオのPKで同点とし、後半にDFボヌッチ、FWマンジュキッチのゴールで逆転勝ち。中でもマルキジオは、今年4月に膝の前十字靱帯(じんたい)の手術を受け、先月復帰したばかりとあって感無量の面持ちだった。

 マルキジオは「(PKは)できるだけボールを低く蹴ろうと考えた。周りは穴ぼこが多く、ボールが変にバウンドすることを心配した。今はとても疲れている。頻繁に試合に出るようになったのでとてもハードだ。視界がボケることもある。でもうまくいっているのでうれしい」とコメントした。