MF香川真司のドルトムントは19日、欧州チャンピオンズリーグ準々決勝の第2戦で1-3でモナコに敗れ、2戦合計3-6で敗退した。20日の独紙ビルトは「トゥヘル監督がスタメンミスを認める」と伝えた。

 同紙は「試合前に最初の驚きがあった」と伝え、それはトーマス・トゥヘル監督が主将のDFマルセル・シュメルツァーをベンチに置き、代わりにDFエリック・ドゥルムを起用。FWウスマヌ・デンベレも先発から外れたことだという。 この戦術は上手くいかなかず、開始3分にドゥルムは相手左サイドバックのベンジャミン・メンディのドリブル突破からミドルシュートを許し、そこから先制点が生まれてしまった。2失点目の場面ではDFマティアス・ギンターが相手FWラダメル・ファルカオにあっさりとヘディングを許す。直後にトゥヘル監督はドゥルムを下げて、デンベレを投入した。

 試合後、指揮官は自身のミスを認めた。「エリック・ドゥルムが被害者となってしまったのは私の責任だ。信頼していた。いいトレーニングをしていたし、いい印象を与えてくれていた」。また「最初の1秒から、たくさんの技術的なミスを見た。ポジショニングミスも見た。あれだけの単純なミスをしては、安定を得るのは難しい」ともコメントした。

 準々決勝の2試合について「準々決勝のどちらの試合でも、自分たちがあるべき状態にいられなかった。我々にはどうすることもできず、だからチームを批判することは誰にもできない」と話していたという。