バイエルン・ミュンヘンはフライブルク戦でユップ・ハインケス監督が復帰し、5-0で勝利。15日の独紙ビルトは「選手からはプレーする喜びとサッカーの楽しさがまた見てとれた」と伝えた。

 同紙によると、72歳のハインケス、65歳のペーター・ヘアマン、63歳のヘアマン・ゲルランドと合わせて200歳のコーチングスタッフは、13年3冠達成チームから5選手をスタメンで起用。ボアテング、アラバ、ハビマルティネス、ロッベン、ミュラーだ。

 前半6分、キミヒのミスパスからケントに決定機を与えてしまったが、ここはGKウルライヒがファインセーブでしのぐ。8分、左サイドからの攻撃で相手守備を崩すと、アラバの鋭いクロスをDFシュスターがオウンゴール。

 ただ、Bミュンヘンはボールを支配しながらもゴールへのプレーが不正確だった。そして再びミスからフライブルクに決定機。ミュラーのパスミスからカウンターを受け、最後はフランツがヘディングシュートをしたが、わずかに枠を外れた。

 その後42分に、Bミュンヘンは加点した。ロッベンのシュートはGKがセーブしたが、こぼれ球をコマンがヘディングで流し込んだ。前半終了時で2-0というスコアは、直近のウォルフスブルク、ヘルタ戦を連想させた。どちらも後半に追いつかれて引き分けに終わっている。

 だが、この日は違った。後半18分にチアゴ、30分にレバンドフスキ、ロスタイム3分にはキミヒがゴールを挙げて5-0で快勝した。

 ハインケス監督は「我々はサッカーの基盤的なものである守備のところで無失点で抑えなければならない。前半は良くなかったが、後半は相手に何もさせなかった。素晴らしいプレーをして、いい秩序が保たれ、スペースのバランスも、ボール保持も、ボール回しもよかった。2-0の後も攻め立て、3-0、4-0、5-0としたのはポジティブだ」と振り返っていた。