バイエルン・ミュンヘンFWサンドロ・ワーグナーがシュツットガルトFWマリオ・ゴメスに宣戦布告したと、6日の独紙ビルトが以下のように報じた。

 W杯ロシア大会に向けたドイツ代表で、典型的なセンターフォワードのポジションは1つしかない。ゴメスとワーグナーがそのポジションを争うとみられている。ゴメスはケルン戦で2ゴール、ワーグナーもフライブルク戦で1ゴールを挙げた。ワーグナーは試合後「ほかのだれかは自身の代理人にW杯への前払いをしたようだ」とちくり。

 事の発端はゴメスの代理人ウリ・フェルバーが2週間前にビルト紙のインタビューに「Bミュンヘンに所属しているだけでゴールを決めていないのなら、W杯のメンバー入りは保証されない」とコメントしたことだ。

 どちらにチャンスがあるのだろうか。ワーグナーは17年に初めて代表入り、コンフェデ杯優勝を含めて7試合で5ゴールを挙げている。一方のゴメスはコンフェデ杯ではメンバー入りせず、その後代表でのゴールは1点のみ。最近4試合連続でメンバーから外れている。

 シュツットガルトのタイフン・コルクト監督は「レーウ監督はゴメスが何をできるのかをはっきりとわかっていると確信している」とバックアップする。一方のワーグナーは「レーウ監督が決断する。僕はどんな決断も受け入れるよ。でもいっしょに行けるととてもポジティブにみている。僕は自分のことしか見てないし、自分のプレーに納得している。どのクラブでもゴールを決めてきた。ダルムシュタットでの残留争い、ホッフェンハイムで欧州リーグに進出し、今Bミュンヘンでリーグ優勝に向けてゴールを決めている。僕がドイツ最高のFWだ」と話していた。