ブンデスリーガで10日、ハンブルガーSVは首位バイエルン・ミュンヘンに0-6と大敗し、11日の独紙ビルトは「Bミュンヘンの問題は靴ひもだけ」との見出しで、以下のように伝えた。

 ひどかった。ハンブルガーSVがBミュンヘンに負けるのは予見されていたことだった。だが、昨日のように気持ちも感じられず、なすすべもなく負ける姿までとは思われていなかった。0-6で敗れたが、もっと失点しなかったのが幸運なぐらいだ。

 Bミュンヘンが問題だったのは靴ひもだけ。試合中に右足のスパイクが脱げたトリッソが、靴ひもをほどくのに苦労し、チームメートが笑いながら輪を作るシーンがあった。

 前半19分の段階で0-3。17位のハンブルガーSVにとってすべてが早すぎた。特に右サイドのデニス・ディークマイアーと酒井高徳は希望なく相手が強すぎた。リベリはディークマイアーをかわし、酒井高のクリアボールは相手へのアシストとなってしまう。酒井高はレバンドフスキにヘディングの競り合いで負け、ディークマイアーはアラバの突破を許した。ディークマイアーは前半24分にベンチに下がった。

 この試合でホラーバッハ監督は5バックを選択したが、効果はまるでなく、監督のイスも揺らいでいる。