第1戦が行われ、MF南野拓実が所属するザルツブルク(オーストリア)は、アウェーでラツィオ(イタリア)に2-4で競り負けた。

 南野は1-2とリードされた後半25分から出場。その1分後に同点ゴールを決めた。ローゼ監督の「(南野は)きっと何かしてくれる。ゴールをしてくれると思った」という期待に応え、スーパーサブとしての役割を果たしたが、チームは敗戦。「そこまでは良かったですけど、その後に離されてしまった悔しい気持ちの方が大きいですね」と唇をかみしめた。しかし、「アウェーで2点取れたということをプラスにとらえ、なおかつ4点取られてしまったというネガティブな部分もしっかり含めて修正して、次に挑みたいと思っています」と前を向いた。

 ワールドカップ(W杯)まであと2カ月。日本代表に関しては「僕がそこについて言える立場ではないし何とも言えないが、そこに行きたいという気持ちはある。そのためにもこういう1試合1試合が僕にとってはすごく重要になってくる。2カ月後のことを考えるというよりは、今は目の前の1試合1試合で自分のプレーをするだけで、結果がついてくればもしかしたらチャンスはあるんじゃないかなと思っています」と話した。(西村明美通信員)