パチューカFW本田圭佑が2試合ぶりにスタメン出場し、2ゴールを決めてチームの勝利に貢献。日本代表生き残りへ猛アピールした。

 0-0の前半23分、自陣で相手ボールを奪ったカウンターからMFアギーレが左サイドをドリブルで駆け上がりクロス。これに本田が走り込み、ペナルティーエリア左で左足でトラップし、すぐさま巧みに左足を振り抜いてニアサイドをぶち抜いて先制ゴールを奪った。リーグ戦では2月24日のレオン戦以来の後期5得点目で、公式戦は11得点目。

 さらに3-0とリードした後半5分、右サイドでFWパラシオスとワンツーで返されたパスを右足でトラップし、25メートルの左足ミドルシュートを放つと、ボールはゴール前でワンバウンドしてゴール左へ突き刺さった。これで公式戦12得点目となり、目標とする15得点にあと3と迫った。日本代表では自らも当落線上であることを認め、「可能性があるところまでは戦う。パチューカで何ができるかといったら、点、プレーオフに入る努力。そこよね」としていたが、まずはゴールという結果でアピールした。

 チームは本田の2ゴールに加え、パラシオスが4ゴールと大爆発し6-2で快勝。5勝3分け6敗で勝ち点を18に伸ばし、暫定7位に浮上した。