欧州CL準決勝第2戦でバイエルン・ミュンヘンGKウルライヒは失点につながるミスをして、レアルマドリードの決勝進出を許してしまった。

 後半1分にトリソからのバックパスの処理を誤って後逸し、ベンゼマにゴールを決められた。

 3日の独紙ビルトによると、ウルライヒは試合後インスタグラムで「決勝に進出したかったし、ベストを尽くそうとした。それなのにあんな不必要なミスをしてしまった。説明できない。申し訳ない。チームのみんな、そしてファンのみんな」と謝罪した。

 これについて、元ドイツ代表GKたちがエールを送った。90年W杯優勝GKのイルグナーは「いくつかの考えが頭をめぐったのだろう。ベンゼマが足先で触ってしまうかもしれないから、体でブロックしないとと考えた。でも直前でバックパスだから手を使えないという考えが入ってきた。でもその時には反応するのに遅すぎた。数秒後には分かったことだろう」。

 96年欧州選手権優勝GKのケプケは「最も残酷なのは、今季最も大事な試合で起きてしまったという点だ。ウルライヒはここまでいいプレーをしていた。それだけに気の毒に思う」とし、「ウルライヒはここからまた立ち上がってくると信じているよ」と励ました。