左膝の故障から復帰したばかりにもかかわらず、90分間を戦い抜いた。マルセイユDF酒井宏樹は右サイドバックとして奮闘し「膝は痛かったけど、試合になったら大丈夫だった」と一定の手応えを得た様子だった。

 もともとフル出場は想定していなかったという。ただ、後半にGKが退場となったことで交代枠のやりくりが厳しくなり「監督から90分いけるかと聞かれたので大丈夫と伝えた」とピッチに立ち続けた。

 4月に負傷して試合から遠ざかった。久々の実戦で怖さもある中「どうやってスライディングするんだっけと忘れてしまったほどだったが、きょう2回できた」とプレー感覚を取り戻した。

 16日にアトレチコ・マドリード(スペイン)との欧州リーグ決勝があり、6月にはワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕。「もっともっと、体力的な質を上げていかなければいけない」と今後の課題を口にした。