スペイン2部Bリーグ(3部相当)の19-20年シーズン日程が15日(日本時間16日)に発表され、日本代表MF久保建英(18)が今季プレー予定のレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)は、8月25日の開幕戦でラスロサスと対戦することが決まった。会場はアウェー。同じマドリードの北西部郊外にある高級住宅地で、スペインサッカー協会の本部があることでも知られる。FC東京から18歳の誕生日を機に移籍した久保は「首都ダービー」からスペイン再挑戦をスタートすることになった。

ホーム開幕戦は9月1日で、マリノ・デ・ルアンコを迎え撃つ。最終節は来年5月17日の敵地メリリャ戦に決まった。

スペイン紙アスは、そのカスティージャの今季スタメンを予想。レジェンドのラウル監督に率いられるチームはトップと同じく4-3-3システムを採用する方針で、久保は3トップに右に入るとされた。

久保は現在、Aチームのカナダ合宿に参加中。インターナショナル・チャンピオンズ杯(米国)まで同行した後、Bチームへ戻って1年間は武者修行することが既定路線だが、現地で猛アピールを続けている。1部リーグの開幕は8月16日で、レアルは17日のアウェー・セルタ戦から新シーズンが始まる。

また、鹿島アントラーズからバルセロナに4年契約で完全移籍したMF安部裕葵(20)も、当面は2部Bリーグに所属するBチームでプレーする。久保と同じく8月25日のアウェー開幕戦で、北部の隣町バダロナと対戦する。本拠初戦も9月1日で、かつて元日本代表DF鈴木大輔(現浦和レッズ)が所属したタラゴナと戦う。

久保と安部は同じ3部相当リーグだが、レアルBはグループ1、バルサBはグループ3と地域で分かれているため、レギュラーシーズンでは直接対決がない。20チーム×4グループのうち、各組の上位4チーム(計80チームのうち、上位16チーム)による2部リーグ昇格プレーオフに進めば“日本人クラシコ”が実現する可能性が出てくる。