マラガは今夏、スペイン2部で唯一選手を獲得していないクラブになっている。

そんな中、日本代表FW岡崎慎司(33)は23日夜にマラガ入りした後、メディカルチェックをパスし、すでにビクトル・サンチェス・デル・アモ監督指揮下のチームが合宿を張るエステポナ(アンダルシア州)に合流しているものの、まだ正式にマラガの選手にはなっていない。

28日付のスペイン紙アスは、契約が実現しない理由を明確に挙げてはいないが、マラガのアブドゥラ・アル・タニ会長がOKサインを出していないためと伝えた。さらに同会長の消極的な姿勢によるものであるとも書いている。

岡崎がマラガの練習着を着ている写真が複数メディアで掲載されてはいるが、現在移籍の詰めの手続きが停滞しており、26日にマラガのプレシーズン最初の親善試合であるアルヘシラス戦にも同行したが、ピッチに立つどころかベンチ入りもできなかった。

現時点ではアブドゥラ・アル・タニ会長の姿勢が早急に改善されるのを待つしかないようだ。

(高橋智行通信員)