トウェンテFW中村敬斗(19)は、DF菅原由勢(19)が所属するAZ戦にベンチ入りしたが最後まで出場しなかった。一方で菅原は後半30分まで出場。東京オリンピック(五輪)世代の対決は実現しなかった。チームは0-3で敗れた。

中村の一問一答は以下の通り

-試合展開的に(出場が)難しかった。

中村 今日はたぶん、出ても何もできなかった。出たとしても難しかったから、今日でなかったのはまぁ、どっちでもいいかなって感じだったです。

-盟友(菅原)が右サイドバックにいたから、マッチアップしたかったのでは?

中村 やりたかった。それは確かにスタメンで出たかったです。でもレッドカード出てからフォーメーションが変わっちゃって。4-3-2みたいな感じだったので。そうなると厳しいですね。交代枠もやっぱり真ん中とか。ボランチが疲れてくるので、最後の方交代しましたけど。0-3(というスコアーで負けた)というのも、チーム自身は冷静に捉えてる。

-前節、トウェンテが連敗してる中で、先発を外れて、しっかりカップ戦で2ゴール。よかったのでは。

中村 自分自身、1回どっかで ベンチになった方が、切り替えにもなる。どっかで、そうなるかなと思ってたんですけど。それでカップ戦ではベンチのメンバーがメインになって試合に出ましたけど、しっかり2ゴールして、いいプレイもできた。フル出場はトウェンテで初めてだった。

リーグ戦だけじゃなく、カップ戦も大事にしたい。記録では「公式戦何ゴール、何アシスト」って出るじゃないですか。だから10試合、5ゴール、1アシストっていうのは、ポジティブに捉えてます。

-前にシーズン2桁得点が目標と言っていたが、カップ戦も含めてか。

中村 できればリーグ戦だけがいいですけど、とりあえず今は公式戦っていう感じにしてます。リーグ戦の方が大事だと思うんですが、いまこういう立場なんで。次はズウォレ戦。もしかしたら、チャンスもあるかもしれない。こうやって今日負けちゃったので。大敗まではいかないけど、内容は「大敗」だったし。

-チームも何か変えなきゃいけない。

中村 そうだと思います。

-AZの菅原も代表ウイーク明けの試合は出られず、チームも2-4で大敗した。チームの変化が必要だった次節のPSV戦では先発して4-0の大勝に貢献した。中村も次は…。

中村 そうですね、必ずしもずっと同じ選手で(試合に)出るっていうのはないと思うので。必ずけが人も出るし、疲れもくる。「変わる」っていう意味では、前回、僕と4人くらいスタメンが変わりました。カップ戦で結果を出しているのでチャンスじゃないですかね。カップ戦は僕にとって相当大事。僕にとっては意味のあるものだった。(2得点を記録して)満足いく出来でした。

-菅原が夏に移籍して来た時に「優勝狙いますよ」って言ってた。

中村 ガチで優勝できそうじゃないですか。むちゃくちゃ強くないですか? アヤックスにさえ勝てれば優勝ありそうですね。

-秋になると例えばピッチが重くなってきたりとか、生活の疲れだとか、ちょっと調子が落ちる選手は多い。

ああ、なるほど。少なからず関係あるのかな。そこは、わからないですけど。

-シーズンずっとトップ(コンディション)で行く選手はいない。1度、調子が落ちやすいのが、ちょうどこの時期。

中村 (シーズン通じて好調な選手は)いないと思いますね。日本から移籍してきた僕は、たしかにちょっと体の疲労っていうか、マインド、頭のところ(が疲れている)。ちょっと日本でも出たり出なかったり繰り返して感じでした。最後の方はずっと出てましたけど、その前のW杯行く前までは、出たり出なかったりでした。ルヴァンカップで結果残したりしてましたけど。今日は試合に出なかった。じゃあ、次に向けてどうモチベーション作っていくかっていうのを、ガンバの時もずっとやってきた。それもそれで大変っちゃ大変ですね。