【アーネム(オランダ)21日=エリーヌ・スウェーブルス通信員】オランダ1部フィテッセに加入した本田圭佑(33)がクラブ施設で入団会見を行った。練習後、グレーのシックなスーツに着替え、ネクタイを締めて登壇。英語と日本語で、テレビカメラ5台、約20人ほどの報道陣に丁寧に対応した。

質疑応答の一部は次の通り。

-東京五輪への覚悟と本気度は

ここでプレーすると決めた時点で覚悟は決まっている。これまでいくつかオファーがあった中で、安易にオファーを受けなかったことも、自分が真剣にどうすればオリンピックに選ばれるかと考えた決断の1つですし。この決断が、1つ、自分の覚悟をあらわしているのではないかなと思います。はい。

-フィテッセを選んだ理由は

東京五輪のために、どこでプレーすれば良いのかということを、もちろん自分の中で考えていて。まずはヨーロッパに戻らないとということ。中でも、自分が一番理想とするクラブでプレーしたいと思いながら、移籍先を考えていた。だからオファーを検討しながら、オファーがないときはクラブを待ちながら、ここに練習参加。1人でずっと練習しているだけでは、いざ契約したときにスムーズにチームに入っていけないと思っていたので、どこかしらで練習参加しないとという中で、ここが受け入れてくれた。自分にとって、ここで契約するとは思っていなかったので。

いざ、ここに来たときに、冬まで移籍を待つことも考えていたんですけれど。でも、ここでプレーする機会を与えられると。チャンスが来たというところで、スルツキー監督自身のオファーがここでプレーするきっかけになったということは、まぎれもない事実です。トップにある動機というのは、もちろんオリンピックなんでしょうけれど、決断の1つは。彼からオファーをもらってなかったら、ここでプレーしてなかったと思います。