オランダ1部リーグは8日に行われ、MF堂安律(21)が所属するPSVはアウェーでMF板倉のフローニンゲンに1-0で勝利した。堂安はリーグ戦では8試合ぶりの先発。得点を演出できなかったが守備で貢献し、古巣相手に最後までピッチに立ち続けた。東京五輪でのメダル獲得を目指す中、3月の強化試合が新型コロナウイルスの影響で中止。「すごくもったいない。やれることをすべてやろうと思っていた。本当にやるべきことが山積みだったので」と残念がった。(エリーヌ・スウェーブルス通信員)

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フローニンゲンMF板倉滉もフル出場し、堂安とともに東京五輪で主力とみられる2人が激突した。結果は敗戦となったが「(堂安)律がボールを持つと、チャンスを作られるという怖さはある。そこをやらせないようにするのが僕の仕事。律と一緒に試合に出て、やれるのはすごく楽しい」と、日本人対決を振り返った。3月の強化試合が中止となり「金メダル獲得は、監督を含めて全員の目的。今回はなくなってしまったが、また次にみんながレベルアップした状態で集まれるように」と前を向いた。