スペイン1部のヘタフェは12日に欧州リーグ決勝トーナメント2回戦第1戦でインテルミラノ(イタリア)とアウェーで対戦する。

そのことについてヘタフェのアンヘル・トーレス会長がスペインのラジオ局オンダ・セロの番組エル・トランシストールで、コロナウイルスの感染拡大を受け、チームのミラノ行きを認めないと語ったとスペイン紙アス電子版が11日に報じている。

トーレス会長は「ヘタフェはどんなことがあってもイタリアには行かない予定だ。もし敗退するなら、我々は頭をしっかりと上げて敗退するつもりだよ。私は選手たちが(コロナウイルスに)感染することを心配している」とイタリア行きを拒否する姿勢であることを示した。

さらに「我々はUEFAにミラノでプレーする代替案を探すことを依頼した。我々は自分たちがコロナウイルスの焦点に入ることを望んでいないし、その必要もない。我々はまた一時中断を要求するためスペインサッカー連盟にも助けを求めている」とコメントした。

また、スペインサッカー選手協会もイタリアサッカー選手協会と一緒に、イタリアとスペインのチームの対戦を一時中断し、将来安全性が高まり、両国の緊急性が低下した時に試合が行われることをUEFAに求める声明を出した。(高橋智行通信員)