イングランド・プレミアリーグでプレーする隠れゲイ2選手が、英国で最初のゲイ選手としてプレーした故ジャスティン・ファンヌさんの親族が運営する慈善団体にカウンセリングを受けていると9日、英紙サンが報じた。ファンヌさんのめいアマル氏(31)が明かし、下部リーグを含めると計5選手からゲイとしての悩みを相談されているという。

ファンヌさんは英国で初めてゲイであることを公表し、98年から選手としてプレー。しかし8年後、37歳の若さで自殺に追い込まれた。以来、ゲイ告白した英サッカー選手は出ていない。アマル氏は「誰もが最初になりたくない。彼らの心の中で気持ちを閉じ込め、恥じている。社会が受け入れないだろうと考えているので、秘密裏にゲイとしての生活をしている」と現状を口にした。

さらに「男性の10人に1人は同性愛者なので、サッカーする選手にいないという考えはおかしい」と強調していた。