スペイン1部マジョルカが今月半ばに再開されるリーグ日程について、ラ・リーガ(スペインリーグ)に怒っているとマジョルカの地元紙ディアリオ・デ・マジョルカ電子版が2日に報じた。

マジョルカは現在、13日22時(日本時間14日5時)にホームでバルセロナと第28節で対戦した後、16日19時30分(日本時間17日2時30分)に第29節でビリャレアルとアウェーで戦う予定になっている。

その中でマジョルカが怒る理由は、試合の間隔が72時間を切っていること。ラ・リーガのハビエル・テバス会長はリーグ戦再開後、1週間に2試合組まれる厳しい日程になるため、選手が少しでも多く休めるように試合間隔について最低でも72時間空けることを約束していたが、実現されなかった。

特にビリャレアルは若干アクセスが不便なところにある。マジョルカからバレンシアまで飛行機で飛んだ後、約70キロ離れたスタジアムまでバスで移動しなければならない。しかしマジョルカだけがこの日程に不快感を示しているわけではない。その他にも日程面での約束が守られていないチームがあるため、スペインサッカー選手協会(AFE)はすでにテバス会長に正式に書面を送り非難したとのことだ。これを受けスペイン紙アスは、スペインサッカー連盟の競技委員会が日程の一部を変更するかについて検討中であると伝えている。

降格圏内の18位で苦しむマジョルカは、リーグ戦開幕後、1部残留を目標に7月19日の週末に最終節を迎えるまでの5週間で、11節を戦うというハードスケジュールに直面する。(高橋智行通信員)