DF吉田麻也(31)が所属するサンプドリアが3-0でカリャリを撃破し、セリエA残留に大きく前進する連勝を飾った。吉田は5試合連続先発し、右センターバックとして3試合ぶりの完封勝利に貢献した。

試合は開始8分にFWガッビアーニがヘッドで通算10得点目となる先制弾を決めた。続く同41分、後半8分にFWボナゾリが2ゴールを挙げて快勝した。ガッビアーニは「結果を出すことが重要だった。通算ゴールが2ケタに乗るのは素晴らしいことだが、勝利の方に満足している。ロックダウン前の順位は正しくなかった、今は自分たちの価値を証明できている」と胸を張った。

直近5試合で4勝1敗と好調をキープ。これで勝ち点38に伸ばして14位とした。降格圏の18位レッチェと勝ち点9差まで広げた。次節は19日に敵地でのパルマ戦。2ゴールを決めたボナゾリは「ここから強くペダルを踏んで、パルマでも勝ち点3を取りたい」と意気込んだ。ベンチ外処分が解けて指揮に戻ったクラウディオ・ラニエリ監督は「チーム活動休止中、選手たちは苦しみ、生活とトレーニングを減速させられた、しかしピッチに戻るとドライに練習している、試合では常に改善がみられ、勝利できた。私は戦う選手を求めている」と終盤に向け、手綱を締めていた。