電撃的に現役復帰した元オランダ代表のスターFWアリエン・ロッベン(36)が、その初戦でわずか29分、いきなり負傷退場した。

13日のオランダリーグ開幕戦で、フローニンゲンと6月に契約したロッベンが、ホームでPSVと対戦。背番号10を付けて登場したロッベンは前半29分、相手選手と接触した後、前線へパスを送ると、そのまま背中からピッチに倒れ込んだ。

自ら選手交代のジェスチャーをベンチに送ると、沈痛の面持ちでピッチの外へ。そのままベンチに戻ることなく、控室へつながる通路へと消えていった。

ロッベンが不在となったフローニンゲンは、PSVに1-3と敗れた。

試合後、フォックススポーツのインタビューに答えたバイス監督はによると、鼠径(そけい)部を痛めた模様で「私は彼と話していないが、非常にがっかりして帰宅した。このような形で今日が終わったことには、かなりフラストレーションをためるだろう」とコメントした。

ロッベンは昨年6月に惜しまれながら現役引退していたが、突貫男の魂に再び火がつき、今年6月になって現役復帰した。

16年ぶりとなる母国オランダリーグのピッチに立ち、スタジアムから大きな拍手を送られていた。加えて家族も見守る前での負傷退場とあって、大きな失望を抱えているようだ。