イタリアのパスポート取得問題でユベントス行きが消滅したと伝えられるバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(33)に、3つの選択肢があるとスペイン紙アスが17日に報じている。

それはバルセロナ残留、アトレチコ・マドリード移籍、パリ・サンジェルマン行きである。

1つ目の選択肢であるバルセロナ残留は契約に基づくものとなっている。スアレスは来年6月まで契約がある中で戦力外になっているため、残りの契約期間分の給料手取り1400万ユーロ(約17億5000万円)全額を受け取った後で契約解除することを希望しているとのこと。

しかしバルセロナが全額は支払わないと主張した場合や、他クラブに移籍する際の条件を飲まない場合、スアレスは移籍市場の終了日までクラブと全力で戦い、最終的に残留するという選択肢も残されているとのことである。

2つ目の選択肢であるAマドリード移籍について、スアレスは好意的に受け止めているという。Aマドリードはスアレスの関係者と連絡を取り続けているが、まずはジエゴ・コスタかアルバロ・モラタを放出する必要があるとアス紙は伝えている。

3つ目の選択肢について、パリ・サンジェルマンはこれまでスアレスの動向を追い、獲得に興味を持っているとのこと。しかしネイマールの移籍問題や、マルコ・ベッラッティのバルセロナ入りが過去に消滅したことにより、バルセロナがスアレスのパリ・サンジェルマン行きを容認することは非常に難しいとみられている。(高橋智行通信員)