【レガネス(マドリード州)=高橋智行通信員】日本代表MF柴崎岳(28)の所属するレガネスが、1-0でテネリフェを下し、クラブのスペイン1、2部リーグにおける最多連勝記録となる5連勝を達成した。

レガネスは後半8分、MFルベン・パルドの左からのCKを、ゴール前でフリーだったMFハビ・エルナンデスが左足インサイドで合わせて先取点。この1点を守り切った。

2試合連続で先発出場した柴崎は、4-2-3-1の右ボランチでプレーした。序盤は中盤でリズムを作ってパスを散らし、相手のスキを突いてスルーパスを狙っていった。

しかし徐々に主導権がテネリフェに移っていったため、守備に追われる時間が増えていった。途中からポジションを左ボランチに移し、全体のバランスを取りながらプレーしてスペースを埋めた。そして最終ライン近くまで下がってボールを受けるシーンや、オフサイドラインを押し上げるようにDF陣に指示を出す場面があった。

柴崎は後半も左ボランチでプレーした。前半同様にバランスを考えながらポジションを取り、攻撃ではパスを正確につなぎ、守備ではプレスをしっかりとかけた。フル出場でピッチを幅広く動き回り、チームの勝利に貢献した。

レガネスは勝ち点49(15勝4分け7敗)で4位をキープ。首位のマジョルカとは勝ち点5差としている。