レアル・マドリードが0-0でリバプールと引き分け、2戦合計3-1で、3季ぶりの準決勝進出を決めた。

ジネディーヌ・ジダン監督(48)は試合後「我々は苦しみに耐え抜く方法を分かっていたし、勝ち抜くにふさわしかった。我々は非常に献身的にプレーした。私は選手たちのことがうれしい。今日は非常に重要な試合だった」と振り返った。

これで国内リーグと欧州CLの2冠達成の可能性が残された。ジダン監督は「勝ち抜けたのでうれしいが、我々はまだ何も勝ち取っていないので、今はしっかりと休む必要がある。今はただこの瞬間を楽しみたい」と勝利の余韻に浸った。

手薄な右サイドバックにバルベルデを起用して乗り切った。「我々はその選択をしたが、彼は良い試合をしたと思う。彼にとってほとんどプレーしたことがないポジションだったが、とても素晴らしいパフォーマンスだったよ。また前線のマルコ(アセンシオ)、カリム(ベンゼマ)ビニ(ビニシウス)たちもすごい仕事をやり遂げてくれた」と評価した。

ジダン監督は、リバプールとの2試合と、国内リーグでバルセロナとのクラシコがあったハードな1週間を振り返り「我々はフィジカル面について、バルセロナ戦よりもはるかに良い状態で終えることができた。1週間で3試合あったが、我々の努力は途方もないほどすごいものだったし、精神的に満足することができる。私はバルセロナ戦後にフィジカル面が限界に達していると語ったが、あのような試合でそれは普通のことだ。ここまでたどり着くのは簡単ではなかったが、我々全員がシーズンの最後に集中している」と話した。

準決勝では再びイングランド勢のチェルシーと戦う。「我々にはチェルシー戦前にまだリーグ戦がたくさんある。チェルシーはとても良いチームだ。非常に難しい試合になるだろう」と話すにとどめた。(高橋智行通信員)