欧州選手権(ユーロ2020)第2日の12日、アクシデントが起きた。

デンマーク・コペンハーゲンで行われた1次リーグB組のデンマーク-フィンランド戦の前半42分、右サイドでスローインを受けたデンマークのエースで、至宝といわれるMFクリスティアン・エリクセン(29=インテル・ミラノ)が突然、前のめりにピッチに倒れた。試合は中断。心臓マッサージなど応急処置が行われた。両チームの選手、観衆が騒然とする中、担架で運ばれた。その後、欧州連盟(UEFA)は公式ツイッターで、容体は安定しつつあると発表。デンマーク協会は意識が戻ったこと、現在精密検査を続けていることを発表した。

試合は中断されていたが、日本時間午前3時30分から、前半残り5分から再開され、5分の休憩をはさみ後半をスタートすると発表された。

エリクセンはデンマークのオーデンセBKから名門のオランダリーグのアヤックスに移籍。チームを3連覇に導くと、13年にプレミアリーグのトットナムに。タイトル獲得はならなかったがリーグ戦通算226試合で51得点、62アシストと中心選手として活躍した。昨年1月、セリエAのインテル・ミラノに加入。移籍金は2000万ユーロ(約24億円)といわれた。