ロシアがフィンランドを1-0で下して初勝利を挙げた。前半26分にDFフェルナンデスの負傷交代というアクシデントもあったが、同ロスタイムにミランチュクがジョーバとの連係からゴール左へシュートを決めて先制。その後も押し込みながら試合を進め、逃げ切った。

決勝点を決めたミランチュクは19年11月サンマリノ戦以来となる代表通算6点目。試合後は「いいゴールだった。でもそれは重要ではない。大事なのは任務を果たし、試合に勝って待望の勝ち点3を得たこと。さらに前進することだ」と、勝利を喜んだ。

初戦はベルギーの0-3と完敗していただけに「この段階では勝利が最も重要だった」とし、「強者ばかりが集う大会。毎試合ごと集中しなければならない」と次戦を見据えた。

ロシアは欧州選手権では、12年大会開幕戦でチェコを4-1で破って以来6試合未勝利(2分け4敗)、9年ぶりの白星となった。チェルチェソフ監督は「チームとしてうまくいった。相手の守備を崩すため、ウイングを使う作戦、布陣が当たったと思う」と手応えを口にした。

◆放送 欧州選手権はWOWOWで全試合完全生放送、WOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信される。