レアル・マドリードが17日、セルヒオラモス(35)の退団セレモニーを練習場の施設で実施した。

まずフロレンティーノ・ペレス会長がセルヒオラモスへの感謝を述べた後、セルヒオラモスが途中、涙で言葉を詰まらせながら別れのあいさつを次のように語っている。

「僕の人生で最も困難な瞬間、レアル・マドリードに別れを告げる瞬間がやって来た。僕は19歳の時に両親や兄妹と一緒にここにやって来たし、感情が込み上げるのは仕方ないことだよ。僕は僕たちのスタジアム、サンティアゴ・ベルナベウでお別れをしたかった。僕の心の中には常に君たちがいる。僕の人生で唯一無二の素晴らしい時代が終わりを告げ、自分のベストのレベルを発揮し、もっとたくさんのタイトルを獲得できるという大きな意欲を持った将来への希望のある時代が新たに開かれる。みんなには本当に感謝している。これは永遠の別れではなく、『またね』といった感じのものだ。なぜなら僕は遅かれ早かれ戻ってくるからね」

セルヒオラモスは2005年夏にセビリアから移籍金2700万ユーロ(約35億1000万円)でRマドリードに入団し、在籍16シーズンで公式戦671試合に出場して101得点40アシストを記録した。4度の欧州チャンピオンズリーグ優勝を含む計22タイトルを獲得し、クラブ史上4番目に公式戦出場数の多い選手として退団することになる。(高橋智行通信員)