フランス1部パリ・サンジェルマンが、バルセロナ退団が決まったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(34)に、年俸4000万ユーロ(約52億円)の3年契約(2年+1年の延長オプションの可能性もあり)を正式にオファーする。複数海外メディアが報じた。

パリSGはメッシの父で代理人でもあるホルヘさんと交渉中で好感触を得ている。一方、移籍先候補の1つとされていたマンチェスターCはグアルディオラ監督が「今は獲得の意思はない」と明言。現状パリSGにライバルはいない状況だ。

仏レキップ紙も今夏のパリSGの最優先課題が「エムバペの契約延長」としながら「メッシ獲得はもはや別件である」と同クラブの意気込みを表現。メッシの知名度を利用した新スポンサー発掘やグッズの売り上げで財源を確保し、メッシ、エムバペ、ネイマールの3人を共存させるつもりだと、クラブの意向を説明した。

パリSGのアルゼンチン人指揮官ポチェッティーノ監督はメッシ獲得について「可能性はある」と明言。ネイマールが背番号10の譲渡をメッシに打診したが、同FWはこれを断り、若い頃の背番号19を背負うという具体的な報道まで出ている。いよいよパリSG入りが濃厚となってきたもようだ。(松本愛香通信員)