マンチェスター・シティーの公式サポータークラブがジョゼップ・グアルディオラ監督(50)に対して異論を唱えた。ロイター通信が報じた。

同監督は6-3で勝利した15日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ初戦・ライプチヒ戦で、5万4000人収容の本拠地エティハド・スタジアムに3万8000人のファンしか集まらなかったことに言及。「もっと多くのファンに試合に来てほしい」と話していた。

だが公式サポータークラブ事務局長のケビン・パーカー氏はそれを聞いて驚いたもようで「水曜日の午後8時にエティハド・スタジアムに試合を見に行くことが難しいファンだっている。それを監督は分かってない」と異論を唱えたという。

パーカー氏は「子供の面倒を見なければならなかったり、依然として新型コロナウイルスの問題もある。なぜ監督がそんなことを言ったのか分からない」と疑問を投げかけ、その上で「彼は世界最高の監督。サッカーに専念すべきではないだろうか」と皮肉を込めた。

マンチェスターCの次戦は18日(土曜日)のサウサンプトン戦。パーカー氏は満員になると確信しており、ロイター通信の取材に対し「今季リーグ戦ですでに2試合、土曜日にホームゲームが開催され、両試合ともスタジアムは満員だった。だからクラブの誰であろうとも、サポーターの忠誠心に疑問を持つのはおかしい。気分が悪いよ」と話したという。

一方、英スカイ電子版によると、パーカー氏の発言を聞いたグアルディオラ監督は「僕がスタジアムが満員じゃないからがっかりしたって言ったって?」と、自身の言葉が誤解されて伝わったと強調。

同監督は「僕はファンのサポートが必要だって言っただけだ。何人が来場するかは関係ない。ただ、みんな誘い合ってスタジアムに来て試合を楽しんで欲しいと言ったんだ。もちろんライプチヒ戦でのファンのサポートにもとても感謝している」と話したという。