レアル・マドリードが、モナコのフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(21)を獲得候補に挙げていると、スペイン紙アス電子版が11日に報じた。

来年6月30日でマルセロ、イスコ、ベールが契約切れとなり、サラリーキャップ(選手年俸や、契約年数によって減価償却=分割される移籍金などの限度額)に余裕ができる。カゼミロしかスペシャリストがいない守備的MF補強を考え、チュアメニをリストアップしているという。

同MFはボルドーの下部組織出身で、17歳だった18年にトップチームデビュー。昨年1月には移籍金1800万ユーロ(約23億4000万円)で、モナコと24年6月30日までの契約を結んだ。

今年9月にはフランス代表デビュー。10日の欧州ネーションズリーグ決勝・スペイン戦(ミラノ)でもフル出場して初優勝に貢献した。今季すでに公式戦20試合(モナコ15試合、フランス代表5試合)に出場し、1ゴールを決めている。

他にはユベントスやチェルシーも獲得に興味を持っており、移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」によると、市場価値は3500万ユーロ(約45億5000万円)となっている。(高橋智行通信員)