クラブ史上初となるCL開幕から2連敗中だったバルセロナ(スペイン)が、第3節目でようやく勝ち点3をマークした。前半36分。右CKからの流れからゴール前に残っていたDFピケが、浮き球のパスに右足でダイレクトボレー。チームに、今大会初得点&初勝利をもたらした。 クーマン監督は試合後、「我々にはハーフタイム後、決定機が3度あったが、人生をかけて戦っている時にあんなにもシュートを外してはダメだ。幸いにも守備が完璧だったので、ディナモ・キエフにチャンスをつくらせることはほとんどなかったけどね。我々は彼らよりも優れていたが、試合を決めなければいけなかったし、2-0や3-0にする必要があった」と決定力不足を嘆いた。 勝利を収めたが、サポーターからはブーイングが飛んだ。指揮官はそれについて「彼らが不快に思ったことを理解できる。私もそう感じていたからね。試合を終わらせる必要があったし、今日のような試合ではもっと得点しなければいけなかった」とうなずいた。24日には、第10節でホームにレアル・マドリードを迎える。クーマン監督は、クラシコでの勝利について問われると「なぜ我々がレアル・マドリードに勝てないと思うんだ?」と反対に問いかけ、自信をのぞかせた。(高橋智行通信員)