ローマのジョゼ・モウリーニョ監督(58)が、ガーナ出身のFWフェリックス・アフェナ・ギャン(18)との約束を守った。

同FWは21日ジェノア戦に後半29分から途中出場。セリエA初ゴールを含む2得点の活躍でチームを2-0の勝利に導いた。

モウリーニョ監督は試合後のインタビューで「フェリックスと約束していたんだ。彼が欲しがっている靴を買うってね。800ユーロ(約10万4000円)もするんだ。彼は(最初のゴールの後)走ってきて『忘れないでね』って言ってきた。明日の朝、最初にすることは彼の靴を買いにいくことだな」と笑顔で話していた。

約束通り、モウリーニョ監督は22日にバレンシアガのショップに赴き、紺色のハイカットのスニーカーを購入。それをクラブでアフェナ・ギャンに手渡すと、同FWは感激した表情でモウリーニョ監督と抱き合った。

アフェナ・ギャンはプリマベラ(U-19)チームの所属だが、モウリーニョ監督は「(プリマベラの)デロッシ監督には申し訳ないが、フェリックスは我々と一緒にこちらに残ると思う」と説明。しばらくはトップチームでプレーさせることを明言した。