レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(62)が30日、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが受賞した今年のバロンドールについて、「私ならベンゼマに投票していたと思う」と自身の考えを述べていた。

Rマドリードは1日、10月のワールドカップ(W杯)南米予選の影響を受け延期されたスペインリーグ第9節ビルバオ戦をホームで戦う中、アンチェロッティ監督が前日記者会見に出席。もしバロンドールに投票する場合、メッシに入れたかどうかを問われ、「私にはRマドリードに所属しているという問題があるので外部の選手に投票することはできない」と前置きした。

続けて、「もし私がベストプレーヤーを選ぶとしたらベンゼマを選んでいただろう。そして2番目はビニシウス、3番目はクルトワ、4番目はカゼミーロ、5番目はクロース、6番目はカマビンガだ。しかし、メッシについて話すことは、世界最高の選手のひとり、もしくはおそらく世界一の選手について話すことを意味するので彼に敬意を払う必要があるが、私ならカリム(ベンゼマ)に投票していたと思う」と自分の指導するフランス代表FWの名を挙げていた。

ベンゼマは今年のバロンドール投票でメッシ、レバンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)、ジョルジーニョ(チェルシー)に次ぐ4位に終わっていた。

(高橋智行通信員)