パリ・サンジェルマンがフランス代表FWキリアン・エムバペ(23)との短期の契約延長に自信を見せていると、ESPN電子版が報じた。

エムバペのパリSGとの契約は今年6月30日まで。現在、エムバペの家族がクラブと契約延長についての話し合いを行っており、前向きな意見交換がなされているもよう。今夏レアル・マドリードに移籍すると報じられてきたエムバペ本人も、今まで以上に残留に傾いているという。

おそらく1年程度とはいえ、本人がパリSGとの契約延長に前向きになってきた理由の1つが、クラブ内での立ち位置。ネイマールやメッシ、セルヒオラモスらビッグネームを抱えるパリSGの中でも、現在のエムバペは名実ともに飛び抜けた存在だ。今季も現時点でチームでただ1人10ゴールをマーク。欠かせないリーダーとなっており、チームを引っ張る責任感も芽生えている。

元フランス代表のジネディーヌ・ジダン氏が来季、パリSGの監督に就任する可能性があることも、エムバペに契約延長を検討させる重要なファクターとなっている。パリSGのポチェッティーノ監督が来季マンチェスター・ユナイテッドの指揮官に就任する場合に備えて、パリSGはすでにジダン氏とコンタクトを取っている。

パリSGはポグバ(マンチェスターU)、ケシエ(ACミラン)の獲得も視野に入れている。これらの選手との契約が実現すれば、エムバペに対してクラブの本気度を示すことができ、残留させるための説得力はさらに増すはずだと、ESPNは報じている。