準決勝1試合が行われ、南米代表パルメイラス(ブラジル)が2-0でアフリカ代表アルアハリ(エジプト)に勝利して12日の決勝に進んだ。

パルメイラスは前半39分にMFドゥドゥのダイレクトスルーパスを受けたMFベイガが右足で流し込んで先制。後半4分にはゴール右の角度のないところからドゥドゥが強烈な右足シュートを突き刺した。

パルメイラスはカタールで開催された前回大会も南米代表として出場。だが初戦の準決勝ティグレス(メキシコ)戦に0-1で敗れ、3位決定戦でもアルアハリに0-0からのPK戦で屈した。そのため1勝どころか1点も奪えずに敗退となっていた。

20~21年にかけてアルドゥハイル(カタール)へ期限付き移籍していたため、今大会がクラブW杯デビューとなったドゥドゥは「僕らは良いプレーをし、とても重要な1歩を踏み出した。チームはアベル(フェレイラ監督)の要求どおりに戦うことができた。得点を奪い、スピードを生かして攻撃した。よく休んでからトレーニングし、土曜日(決勝)にまた良い試合をしたい」と話した。

パルメイラスは決勝でチェルシー(イングランド)-アルヒラル(サウジアラビア)の勝者と戦う。前回大会の汚名を返上し、コリンチャンスが優勝した12年大会以来、9大会ぶりに南米に優勝トロフィーを持って帰るために全力で戦う。