サッカープレミアリーグ・チェルシーのロシア人オーナー、ロマン・アブラモビッチ氏(55)が29日、トルコ・イスタンブールに姿を現した。ロイター通信が報じた。

同氏はウクライナ側の要請でロシアとウクライナの和平交渉に関わっており、両国の交渉が行われたイスタンブールを訪れた。交渉中は、青色のスーツを着て立会人席の最前列に座っていたことが、トルコ大統領府の映像で確認されている。

アブラモビッチ氏については、今月上旬に他のウクライナ高官とともに毒物による中毒症状を訴えていたという報道がなされた。だがイスタンブールでの交渉の場では、そのような様子はみられなかったという。