レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(62)が、巻き返しを誓った。

アウェーでの第1戦は惜しくも3-4で敗戦。前半11分までに2点のリードを許す展開となった。試合後、指揮官は記者会見に出席。「立ち上がりは非常に悪く、あまりにも弱腰だった。2点を許したが、それ以降は我々が最近見ていたような素晴らしいリアクションを発揮することができたし、最後まで競い合った。守備を改善する必要がある。ボールを持った時はチャンスを何度も作り、いいパフォーマンスだったが、第2戦では守備をもっとうまくやらなければいけない。それが本当に重要だ」とホームでの再戦へ向けて守備の立て直しを課題に挙げた。

第2戦の展望については「今日と同じような試合になるのは難しいと思う。シティーにはアドバンテージがあるし、我々はそのことを考慮する必要があるが、大きなものではない。サポーターが決勝に進む助けをしてくれることを願っている」と希望を述べ、サポーターに向けて「第2戦に向けてしっかりと備えておく必要がある。なぜなら我々は再び魔法のような夜を過ごすために戦うのだから」と逆転勝利を宣言した。

主力のMFカゼミーロとDFアラバがフィジカル面に問題のある中、指揮官は「カゼミーロは間違いなく第2戦には間に合う。一方、アラバに関してはこの後、様子を見なければならない。今日は問題を避けるために交代させたが、2人とも第2戦に出られると私は思っている」と見通しを口にした。

第2戦は5月4日に、Rマドリードのホームで行われる。勝ち抜いたチームが、同月28日にパリで開催される決勝戦でビリャレアルとリバプールの勝者と対戦することになる。(高橋智行通信員)