2位インテル・ミラノがGKの大失態で首位に浮上するチャンスを逃した。1-2でボローニャにまさかの逆転負け。今季4試合を残して首位ACミランに勝ち点2差をつけられる苦しい状況となった。

インテルは前半3分、右サイドから中央へドリブルで切り込んだクロアチア代表MFペリシッチが左足ミドルを突き刺して先制。

しかし、前半28分に相手のロングボールからヘディングで同点ゴールを決められた。

インテルはその後、何度も惜しいチャンスを迎えたが得点を奪うことはできず。逆に後半36分、腰痛のハンダノビッチに代わって先発した24歳のGKラドゥがやってしまった。

左サイドからのペリシッチのスローインがゴール前のラドゥのもとへ。これを逆サイドに展開しようとしたが、左足キックがミートせず。足をかすめて緩く転がったボールを相手FWサンソーネに奪われ、難なくゴールへ流し込まれてしまった。

試合はそのまま1-2で終了。インザーギ監督は試合後「つらいよ。それが普通だ。我々はもはや自分たちの運命を自分たちで決めることができなくなってしまった。ACミランの結果を見て、自分たちは全勝するしかない」

「ラドゥは(1月の)エンポリ戦でプレーしたし、練習ではベストを尽くしている。FWやDFがミスをしてもそれほど大きな話題にはならないのに。彼は素晴らしいGKだし、落ち込まないでほしい」などと話した。