鹿島アントラーズからセルクル・ブルージュに加入した日本代表FW上田綺世(24)が、移籍後6試合目にして、ベルギーリーグで待望の初ゴールを挙げた。

上田は4-2-3-1の右サイドで先発。前半11分、セルクル・ブルージュは左サイドの高い位置でスローインを獲得。スローインを受けたFWデンキーがゴール前の上田へ落とし、上田が右足でワンタッチでゴールに流し込んだ。この試合の先制点だった。

チームメートから祝福された上田は、アシストしたデンキーにも抱きつき、満面の笑みを浮かべた。

上田はこれまで6試合に出場し、5試合で先発している。前節のゲンク戦はフル出場したが、シュート0本に終わっていた。これまでは、呼び込んでもボールが出てこないケースが多かった。

今節は前半2分に、右からのクロスをファーサイドで頭で合わせ、ヘディングシュート。ポストに阻まれ得点はならず、上田も頭を抱えて悔しがったが、その直後に、しっかりと結果を残した。上田は28日が24歳の誕生日。23歳最後の日に、ベルギー初ゴールを飾った。

上田は後半40分までプレーした。

試合は前半16分に同点とされ、その後は好機を生かせず1-1のドローに終わった。セルクル・ブルージュは今季6試合で1勝2分け3敗となっている。