11月開幕のW杯カタール大会1次リーグで日本と同じE組のコスタリカが23日、アウェーで韓国と国際親善試合を行い、2-2で引き分けた。コスタリカは立ち上がりから防戦一方。前半28分に黄喜燦(ウルバーハンプトン)に先制を許した。同41分、後半19分とベネット(サンダーランド)の2ゴールで一時逆転したが、終盤にGKアルバラド(コスタリカ1部エレディアノ)がハンドし、一発退場。このプレーで与えた直接FKを、孫興民(トットナム)に決められてドローに持ち込まれた。

日本にとってはコスタリカの長所と短所が分かる示唆の多い試合だった。韓国はショートパスをつなぐ“日本っぽい”戦い方で中央を何度も崩し、相手の守備の弱さを露呈させた。一方、コスタリカの2点はクロスから。日本もクロスへの対応は徹底すべきだろう。

またコスタリカは「一番試さなくていい選手」(スアレス監督)という、絶対的な存在、GKナバス(パリ・サンジェルマン)が招集外。守護神不在で、本番モードではなかった? ともいえる。