ワールドカップ(W杯)カタール大会に臨むスペイン代表26人が11日、発表された。サプライズはほとんどなく、バルセロナから最多7人が選出されたのに続き、アトレチコ・マドリードから3人、レアル・マドリード、バレンシア、ビリャレアル、ビルバオ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティーから各2人、ブライトン、ブレントフォード、チェルシー、ライプチヒから各1人が選ばれた。

9月の代表戦を負傷欠場していたダニ・オルモ(ライプツィヒ)とアイメリク・ラポルテ(マンチェスターC)、調子が上がらず外れていたアンス・ファティ(バルセロナ)がメンバー復帰した。

一方、ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダード)がけがで招集外。さらに9月の代表戦でメンバー入りしていたディエゴ・ジョレンテ(リーズ)とボルハ・イグレシアス(ベティス)のほか、候補に挙がっていたイニゴ・マルティネス(ビルバオ)、ジェラール・モレノ(ビリャレアル)、セルヒオラモス(パリ・サンジェルマン)、好調のRソシエダードを支えるミケル・メリーノやブライス・メンデスなどが落選していた。

ルイス・エンリケ監督はメンバー発表時の会見で今回の選考について「攻撃陣に関して迷いがあり、昨夜までメンバーリストのことをずっと考えていた。酷いことになるので外れた選手の名前を明かすつもりはない。迷いのひとつはメンバー入りしたアンス(ファティ)だった」と苦しい胸の内を明かした。一方、落選した選手については「言及するつもりはない。それはすべての代表監督に起こることだ」と返答した。

また日本代表については「成長し続けているチームだ。ヨーロッパの主要チームで活躍している選手たちがいて、非常にダイナミックな特徴を備えたとても好きなチームだよ。ブラジル戦や欧州の代表チームとの試合を見たが、難しい相手になると思う」と印象を語っていた。

スペイン代表は17日にヨルダンとテストマッチを行った後、23日にコスタリカ、27日にドイツと戦い、12月1日にグループリーグ最終節で日本との対戦を迎える。

メンバーは以下の通り。

スペイン代表メンバーは次の通り。

▽GK シモン(ビルバオ)、ラヤ(ブレントフォード)、サンチェス(ブライトン)

▽DF アスピリクエタ(チェルシー)、カルバハル(Rマドリード)、ガルシア(バルセロナ)、ギリャモン(バレンシア)、P・トレス(ビリャレアル)、ラポルト(マンチェスターC)、アルバ(バルセロナ)、ガヤ(バレンシア)

▽MF ブスケツ(バルセロナ)、ロドリ(マンチェスターC)、ガビ(バルセロナ)、ソレル(パリSG)、リョレンテ(Aマドリード)、ペドリ(バルセロナ)、コケ(Aマドリード)

▽FW F・トレス(バルセロナ)、ウィリアムズ(ビルバオ)、ピノ(ビリレアル)、モラタ(Aマドリード)、オルモ(ライプチヒ)、サラビア(パリSG)、アセンシオ(Rマドリード)、ファティ(バルセロナ)

(高橋智行通信員)