バルセロナのコートジボワール代表MFフランク・ケシエ(25)が今冬、退団する可能性があるとスペイン紙スポルト電子版が13日に報じた。

同紙によると、バルセロナは今冬、メンフィス・デパイを手放すことを考えているが、さらに他の選手に高額オファーが届いた場合、耳を傾けるつもりであるという。そんな中、プレミアリーグのアストンビラとフラムがケシエに狙いを定めているとのことだ。

アストンビラはウナイ・エメリ監督の就任に伴い、中盤の補強を目指し、約1400万ユーロ(約20億3000万円)のオファーを準備しているとのこと。一方、フラムは出来高ボーナス込みで2200万ユーロ(約31億9000万円)ものビッグオファーを出す可能性があるという。

この移籍が実現した場合、ケシエを今夏フリーで獲得したバルセロナにとって予想外の収入となり、さらに欧州チャンピオンズリーグ(CL)から早々に敗退したことを考慮すると、財政面で大きな助けになるとのことだ。

ケシエは1日のプルゼニ(チェコ)戦で左足大腿(だいたい)二頭筋を負傷し、ワールドカップ(W杯)カタール大会が終わるまでには完全回復できる見込みとなっている。しかし同紙は、ケシエがそれまでに他のチームへ移籍決定している可能性があることを示唆した。(高橋智行通信員)