日本代表MF久保建英(21)が所属するレアル・ソシエダードが14日、イマノル・アルグアシル監督(51)との契約を25年6月30日まで延長したことを発表した。

アルグアシル監督との契約はこれまで来年6月30日までだったが、クラブはこれまでのパフォーマンスを高評価し、新たに24-25年シーズン終了までの2年間の契約延長で合意に至ることになった。

アルグアシル監督は14日、ジョキン・アペリバイ会長、スポーツディレクターのロベルト・オラベ氏と一緒に、ホームスタジアムのレアレ・アレナで開催された契約延長の記者会見に出席。その際、「3人が持つ野心は共有されており、今後も歴史を築き上げていきたい」と意気込みを語った。

さらに「私にとってこれ以上の場所、これ以上素晴らしい人たちに囲まれた環境はないと思う。我々はより多くのものを望んでおり、そのことが私をより強くし、より気持ちを高めてくれる」と今後に向けて楽しみな様子を見せていた。

アルグアシル監督はRソシエダードの下部組織出身で、長きにわたりトップチームで活躍。現役引退後は同クラブ一筋で働き、18-19年シーズンの途中にアシエル・ガリターノ監督が成績不振により解任されたことで、Rソシエダード監督に就任。それ以降、19-20年シーズンより3季連続で欧州リーグ出場権を獲得し、国王杯に優勝するなど好成績を収めてきた。

久保建英やブライス・メンデスなどを獲得した今季も、ここまで欧州リーグでは強豪マンチェスター・ユナイテッドを抑え1次リーグを首位通過し、スペインリーグでは2季前の王者アトレチコ・マドリードを上回り3位につけ好調を維持している。(高橋智行通信員)