ドイツ1部アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(38)と浦和レッズGK西川周作(36)が15日、埼玉スタジアムで親善試合(16日、埼玉スタジアム)を前に公式会見に出席した。

長谷部にとっては古巣チームとの対戦。5週間前に左膝の内側側副靱帯(じんたい)を痛め離脱していたが「リハビリはしてきている。100%かは分からないが、明日は日本のサッカーファンの前でピッチに立ちたいと思っています」と出場を宣言した。

長谷部と西川は日本代表で一緒にプレーした経験がある。西川は長谷部について「チームを第一に考えてコミュニケーションを取って、W杯で勝つために常に頭を働かせて自分の時間を惜しむことなく動いてくれていた」と振り返り「点を決められないようにゴールを守りたいなと思います」と決意を語った。これに対し、長谷部は「明日はPKをもらったら僕が蹴らせてもらって、僕が蹴りたいと思います」と“宣戦布告”した。

ワールドカップ(W杯)カタール大会を間近に控えるが、この日はW杯関連の質問は禁止に。W杯では日本とドイツが初戦でぶつかるが、浦和とE・フランクフルトとの一戦は、この対戦の前哨戦といったところ。西川は「日本代表がどこまでが勝ち進むか期待している。純粋に応援したい。一緒に戦ってきた仲間が世界と戦う。ドイツ戦に注目している」と話した。

長谷部は「ブンデスリーガをにぎわせている攻撃陣もいる。一番は強度。違いはあると思うので、見てもらえたら」とし、「久しぶりに浦和に来て浦和のサポーターの前でプレーできる。ピッチ立ったら感慨深いものがあると思う」と話した。