モロッコがカナダを2-1で退け、グループリーグ1位で決勝トーナメント(T)進出を決めた。前節で前回大会3位、世界ランク2位のベルギーに勝つ番狂わせを起こして勢いに乗るアフリカのスター軍団が、36年ぶり2度目の16強を決めた。スタジアムを埋めた観衆の大歓声も味方につけた。

前半5分、チェルシーのMFジエシュ(29)が相手のミスを逃さず、右サイドペナルティーエリア外から落ち着いて放り込んで先制。さらに同23分、DFハキミのロングボールにFWネシリが反応し、右足でゴールネットを揺らした。同40分にオウンゴールもあり、1点差。後半は疲労の色も見せながらも、うまく時間を使って逃げ切った。

モロッコは第1節からほぼメンバー交代なしで臨んできた。