国際サッカー連盟(FIFA)が、22年ワールドカップ(W杯)カタール大会でアルゼンチンが優勝した直後、ポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(37)をからかうようなツイートを2度行い、消去していたことが分かった。複数の海外メディアが報じた。

FIFAはアルゼンチンの優勝が決まるとW杯公式ツイッターアカウントに「“The GOAT debate is settled. The ultimate prize is now part of the collection. The legacy is complete.”(“史上最高論争”は決着した。究極の賞が今、コレクションに加わった。レガシーは完成した)」とツイート。メッシが史上最高だと示唆する一文に、多くのロナウドファンが不快感を示した。

しかしW杯公式アカウントはさらにロナウドが左手親指を上げている写真とともに「“Thumbs up if you really enjoyed the #FIFAWorldCup”(もし本当にW杯を楽しんだのなら、サムアップして)」とツイート。こちらは明らかにロナウドに対する“おちょくり”で、ロナウドファンは激怒。

2つのツイートによってネット上にはFIFAに対する「プロ意識にかける」「不快極まりない」「恥ずべき組織だ」「全員がロナウドの敵だな」などという批判があふれた。FIFAはこれらのツイートを消去したが、すでにスクリーンショットが出回っており、ロナウドファンの怒りは収まらないようだ。