国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ会長(52)は2日、FIFA加盟の211カ国すべてに対し、国内のスタジアム1つを12月29日に死去したペレ氏にちなんだ名前に変更するように求めた。

インファンティノ会長は、ペレ氏が所属していたブラジル1部サントスの本拠地ビラ・ベルミロ・スタジアムで行われた同氏の葬儀に参加。「世界中の人々がペレを知っているし、ペレがサッカーのために何をしたのかも知っている。彼は人々をサッカーに夢中にさせた。彼は永遠だし、“王様”は永遠。私たちは多くの感情とともに、大きな悲しみとともにここにいるが、同時に笑顔とともにいる。それは彼が私たち全員を笑顔にしてくれたからだ」などと話した。

さらに同会長は「世界中の若者、未来の世代は、ペレが誰であったか、そして彼が世界に与えた幸せを知り、覚えておかなければならない。20年、30年、50年、100年後、世界のどの国でもペレのスタジアムでゴールが決まり、人々が彼が誰だったか尋ねたら、『彼は私たちに興奮をもたらした偉大で素晴らしい選手だった』という答えを聞くだろう」と話し、各国にペレ氏にちなんだスタジアムがあるという状態になることを希望した。

ペレ氏の棺は3日にサンパウロ州サントスの墓地に埋葬される。