イングランド協会(FA)杯は27日、英国のマンチェスターで4回戦の1試合が行われ、日本代表DF冨安健洋(24)が所属するアーセナルはアウェーでマンチェスター・シティーに0-1で敗れた。

冨安は右サイドバックでフル出場。トロサールの左からのパスを豪快に右足でシュートし、GKの好セーブに防がれるという惜しい場面もあった。

後半19分の失点は、冨安がマッチアップしていた相手FWグリーリッシュのドリブルをゴール左でうまく封じ込めていた時に起こった。

冨安の厳しい守備によって、グリーリッシュの足元から一瞬ボールが離れた。その時に同僚のFWサカまでもがボールを奪いにいったため、逆に相手DFアケがフリーになってしまった。グリーリッシュはアケへとパスをつなぎ、同DFが決勝点を決めた。

英イブニング・スタンダード紙電子版は採点で冨安にまずまずの6点(10点満点)をつけたが「前半は良かったが、後半徐々に消えていった。あの失点と、グリーリッシュがアケを使ったプレーぶりに失望するだろう」と記した。