元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏(69)が自宅で転倒して頭部を強打し、集中治療室(ICU)に入院していることが分かった。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じた。

ザッケローニ氏は10日、イタリア・チェゼーナのレオナルド・ダヴィンチ通りにある自宅にある内部階段の近くに横たわっている姿が発見された。地面に激しく頭を打ちつけたことで外傷を負っており、マウリツィオ・ブファリーニ病院に救急搬送された。

脳震盪で意識不明。検査で深刻な状況が見られたため、集中治療室に入ったという。もともと持病があったのか、頭部を強打したことによる外傷が原因なのかは不明だという。

ザッケローニ氏は日本代表監督として14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場。4強入りを目指したが、1次リーグで敗退した。現在は国際サッカー連盟(FIFA)の技術研究グループメンバーとして活動。カタールW杯の戦術分析も担当した。

先月には来日し、14、15日に横浜で行われた指導者向けの講習会「フットボールカンファレンス」に参加し、元気な姿を披露していた。